(xbox360)RISE OF NIGHTMARES ライズオブナイトメア 1st インプレッション
RISE OF NIGHTMARES(ライズ オブ ナイトメア)【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2011/09/08
- メディア: Video Game
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本当に珍しい、Kinnect専用のホラー仕立てアクションゲーム。成り行きで洋館へ迷い込んだ主人公が、多数の異形のモンスターたちに襲われる…という感じの、奇をてらわない、王道ホラーシチュエーションを文字通り『体感』できるタイトルです。
Kinnect専用タイトルと言う事で、インターフェイスは自分の体ひとつ。
片足を前に出して前進、逆に、後ろに下げて後退。上半身を左右に曲げて方向転換、と言う操作に最初は戸惑いますが、その検出精度の高さから、30分も遊べば違和感無く探索できるようになれるはず。たまに上手く操作できないこともあるのですが、それは単純に自分の体の操縦が上手く行ってないだけだと思います。ホントぶきっちょですみません。
攻撃用のパンチのジェスチャー一つをとっても、自分の体に対して左下を狙えばちゃんと左下に、右上を狙えばちゃんと右下にパンチが繰り出せるのには感激。Wiiのように、振った方向のみをインチキ検知しているわけではなく、ちゃんと空間の認識をしているのが実感できます。
アクションゲームと言う事で、自分の動きが直ぐに画面に反映される、ありそうで無かったプレイ感覚。没入感はすばらしいの一言です。
このゲームを一言で表すならば、おばけ屋敷探索フィットネス。
実際のおばけ屋敷で、スタッフさんの扮するオバケや、高価なビックリ仕掛けをボコボコに殴って「驚いたから」などと供述したらそりゃあもう「痛いニュース」さんで取り上げられる事間違いなし、なのですが、このゲームでは襲い掛かる敵に驚いたら、その鬱憤を晴らす為に思う存分鈍器で殴ったり、刃物で切り刻んだり、チェンソーでバラバラにしたり、爆薬で吹き飛ばしたりして頂いて構いません。主人公が滅茶苦茶肉体派なので、ホラーと言うよりはもはやギャグの領域。
パケ裏に「全身が凍りつくスリルを」とか煽り文が書いてありますが、ヒートアップしてスリルどころじゃないです。
確かに、国内販売ゲームにあるまじき血しぶき量、バラバラ表現に面喰らうこともあるかと思いますが、ゲームの素地としては非常に優秀。
ゲーセンに1Play200円くらいで置けば良いのに、って思うくらいです。(Kinnectゲームは毎回そう思うんですが)
序盤で、そりゃあもう生理的に嫌な物が全身にまとわりつくシーンがあるのですが、「振り払え!」と言う画面の指示に、自分の腕をしたたかにはたいたのには我ながら苦笑するほかありませんでした。痛いっちゅーねん。
初期投資に見合うだけの『新しさ』に満ちたゲーム体験が出来る一本。と言うか、よくもまあ国内で発売できたもんだ。個人的には大当たり。クリアしたらちゃんとレビューしたいなあ。