(xbox360)Dead Space 1st インプレッション

Dead Space Platinum Hits (輸入版:アジア) - Xbox360

Dead Space Platinum Hits (輸入版:アジア) - Xbox360

 興味本位で購入。
 面白い。面白すぎる。そして、怖い!怖すぎる!!
 
 連絡が途絶えた資源採掘用の大型宇宙船の修理任務に、技術者である主人公が向かう、と言う設定の三人称ホラーアドベンチャー。分かり易く言うと、バイオハザード4のSFバージョンみたいなゲーム。
 グラフィック、ストーリー、操作性、音楽、効果音、緊張感、爽快感、レベルデザイン…どこを切り取っても一級品。超名作映画「遊星からの物体X」を髣髴とする、"自由すぎる"クリーチャーデザインや、惑星を地盤ごと宇宙空間に引き上げて資源採掘を行なう「採掘船」のアイディア、徹底的にイメージ統一された船内設備、デザインなど、一分の隙もない世界観を前に、ただただ感嘆のため息が漏れます。
 特筆すべき点は山ほどあるのですが、その中でも特に個性的なのが「(戦略的)部位破壊」システム。敵の間接部を狙って攻撃する事でその部位を破壊できるのですが、敵の動きをスローに出来る「Stasis」と併用する事で、少ない弾数で圧倒的不利な状況を克服、挽回出来るのは爽快極まりないです。
 主人公のボディスーツの脊髄部がそのまま体力ゲージになっていたり、メニュー表示や各種メッセージ等がホログラフィとして直接三次元空間に表示されたりなど、「ゲーム」である事を感じさせないインターフェイスはまさにコロンブスの卵。
 
 舞台となる宇宙船の名前が「USG ISHIMURA(石村)」だったり、乗員が書いたと思われる壁の落書きに日本語が混じってたりと、日本へのリスペクト感を至るところから感じるのですが、その余りのゴア(血とか肉とかがドッロドロのバッラバラ)表現のキツさに日本では発禁になってしまった、と言うのが余りにも惜しまれます。ただ、有志の作った攻略Wikiにゲーム中の全ログの和訳が掲載されているので、そちらを併用することで英語が分からない僕でも100%楽しめました。
 ただビックリさせるだけではない、脳が痺れるような緊張感を伴う恐怖感に、はじめてバイオハザードを遊んだ時の新鮮な感動、興奮が蘇りました。ホラーTPSが嫌いじゃない方は紛れも無く買いの一本です。
 にしても、これでゲームの品質ハードルがまた一段上がったなあ…。いちユーザーとしては嬉しいんだけども、この不況に大変だ。