(xbox360)Forza Motorsport 2/7点:良作。中古で買っても損はなし
フォルツァ モータースポーツ2 Xbox 360 プラチナコレクション
- 出版社/メーカー: 日本マイクロソフト
- 発売日: 2008/07/10
- メディア: Video Game
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国内、海外の様々な車種で、多種多様なレースイベントへの挑戦が楽しめます。フェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニなどライセンス的に厳しそうなメーカーも勢ぞろいしており、「あの車がない!!」と言うことは少ないはず。
シミュレータと言うと、小難しさに身構えそうになりますが、このゲームでは豊富なアシスト機能のおかげで、初心者でもアクセルワークとハンドル操作の2点を意識するだけで十二分にドライビングを楽しめる調整となっています。
操作性は非常にシンプルながらも、出来ることは繊細で「間口は広く、奥は深く」を体言しているのがすばらしい。タイヤのスキール音や、コントローラの振動を通じて車の限界が感覚的に伝わってくるのは本当にリアル。その骨太なゲーム性は今遊んでも、十分魅力的です。高速コーナリング時にタイヤのグリップ限界を探りながら「おそるおそるアクセルを開けていく」ような感覚を体験できるのはこのゲームならでは。
アシストの「推奨ライン」をONにすれば、現在の車の性能を考慮してリアルタイムにブレーキ、アクセルタイミングを教えてくれる為、初めて走るコースでもそれなりに走れてしまうのは快感です。
グラフィック面でも、大安定の60fps、自由度の高いカスタムペイント機能、衝突時のクルマのダメージ表現、レース中の砂埃による「煤け」表現など、このゲームならではと言える見所は多数。詳しい人に言わせるとモデリングにはまだまだ改善の余地はあるようなのですが、個人的にはまったく気にならないレベル。
ゲームのメインとなるキャリアモードは、賞金を利用して愛車のカスタマイズが可能なつくりとなっており、馴染みの国産車でフェラーリと競い合う、なんて事も出来る夢のある作りになっています。
ただ、イベントが非常に多いので長く楽しめる反面、後半は周回数の多さも相まって楽しさよりも飽き、辛さが先立ってしまうのも正直なところ。欲を言えばもう少し、ゲーム密度を上げる方向の調整も期待したかったです。
クルマを走らせる楽しさを突き詰めたような操作性は文句なし。間口の広いキャリアモード、シンプルで奥の深いアーケードモードやタイムアタックモード、多彩なオンラインイベントなど、極めようと思えば、正直無限に遊べる一本。1作目は未プレイなのですが、非常に楽しめました。中古市場なら3桁円でこのタイトルが遊べる、と言う事実には戦慄すら覚えます。車好きなら抑えておくべき一本、と言えるのではないでしょうか。
ちなみに僕は正直なところ、後半イベントはCPUドライバーにまかせっきりでした。これほどリアルだと、限界走行を10分以上続けるのは精神的、体力的に辛すぎます。職業レーサーさんの凄さを痛感しました。