(3DS)Nintendo 3DS コスモブラック 1st インプレッション

ニンテンドー3DS コスモブラック【メーカー生産終了】

ニンテンドー3DS コスモブラック【メーカー生産終了】

 正直、ロンチタイトル群に食指が動かなかったので、様子見でも良いかな、と思ってたんですが、そこは任天堂ファンの端くれ。
 発売日当日、「今後店頭で見かけたら買う!」の自分ルールを設定し、午後3時くらいに愛用しているGEOを訪れたところ、両色揃って在庫アリ、だったのでコスモブラックを購入してみました。
 
 発売一週前に、どんなもんだろう、と池袋ビックカメラで体験した時は、10分程度で頭痛が痛くて危険が危ない感じになって身悶えしたのですが、マイ3DSで遊んでみたところ、店頭でプレイしたときよりも、スイートスポット(立体視が適切に行える視線の位置)の調整も容易でかなり自然に遊べました。脳みそが3DSに最適化してる、って事でしょうか。
 ただ、錯覚を利用している原理上、集中して1時間も遊ぶとさすがに三半規管にキますね。副作用か、遠くの物にピントあわせるのが億劫になったり、逆に普通のディスプレイでも文字が浮き出て見えたりします。流石に後者は錯覚かもしれませんが。何がおかしいかと言うと僕の頭がおかしい。
 
 ちなみに、今回はプリインストールされているアプリケーションが物凄く充実しており、本体ひとつで3DSライフが満喫出来ます。凄い時代になったでしょう。でもそれが3DSなんだよね。

ニンテンドー3DSカメラ
 インパクト最大級。散らかったテーブルの上をパシャっと撮るだけで、画面の中に散らかったテーブルが!!!
 3DSどうよ?と聞かれた時に「こんな感じだよ!」と見せればインパクト抜群。これで無反応な人は居ないでしょう。景色を持ち帰る、と言う言葉がまさに適切なソフト。これだけでも3DSアイデンティティは十分確立出来てるのではないでしょうか。
 
ARゲームズ
 その名の通りのAR(拡張現実)ゲーム。3DS本体付属のARカードを3DSカメラで撮影すると、その周辺に的あての標的など、現実には存在しない物がどどん!と立体的に出現。3DS自体をWiiのコントローラのように操り、的当てやら玉突きゴルフやら釣りやらを楽しむ、と言う一本。
 iPhoneなどでも同様のしくみのソフトがありますが、その立体視も相まって、オブジェクト群の存在感は素晴らしい。
 畳で鯛が吊れるシュールさは脳みそがねじれる位の不思議感。DSを持って、カードの横に回り込んだり覗き込んだりする仕組み上、スイートスポットから視線がはずれて気持ち悪くなるのが難ですが、物凄い地力を持った一本です。
 
顔シューティング
 3DSカメラで撮影した顔写真が空飛ぶ生首になって襲い掛かる!3DSを構えて迎え撃て!と言うゲーム。イメージとしては、潜水艦の潜望鏡を覗いて周囲を見渡すような操作性です。
 ステージは3DSカメラを通した自分の部屋。縦横無尽に浮遊する敵キャラは自分の顔…と、任天堂の毒気が濃縮された一本。内蔵ジャイロを活用した単純なアクションゲームとしても出来が良いですし、絵面(画面上、プレイ姿勢共に)的にも面白い、と言う死角なしのタイトルです。

 上記以外のプリインストールソフトとして、「ニンテンドー3DSサウンド」、「Miiスタジオ」、「思い出きろく帳」、「すれちがいMii広場」もあるんですが、ぶっちゃけ遊びきれてません。本体だけでボリューム満点、と言うおかしな事態になっています。
 というか、デモンストレーション時点で任天堂の本気が凝縮されすぎていて、もう3DSという原っぱにはペンペン草一本生えてないのでは…という心配も。(WiiリモコンWiiFitもモープラも、どれもそのパターンだけに、そうなったらシャレになりません)サードの皆々様方には全力で打倒任天堂!の任にあたって頂ければ、と思う所存でございます。