(ボドゲ)パンデミック
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2009/08/01
- メディア: おもちゃ&ホビー
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このブログでは初の電源不要ゲームの話題です。
ホビージャパン オンラインショップで定価+送料\700で買ったんですが…
アマゾンで2割引だったんですね。(←情弱ざまあwwwwww)
だがしかし高らかに言おう!全く後悔はしていないと!!
世界で同時多発的に猛威を奮い始めた4種類の強毒性ウィルス。
君たちは、それらに敢然と立ち向かう高度な医療チームのメンバーだ。
4種のウィルスに対してすぐに特効薬を発見できないと人類は滅んでしまう!
事態は一刻を争う!だからみんな頑張れ!超頑張れ!!
ゲームの設定はこんなカンジ。
一番の特徴は「プレイヤー間で勝ち負けを競うゲームではない」と言う点。
プレイヤー全員が「盤面に」勝つか、負けるか。と言う、ボードゲームとしては非常に珍しい協力タイプのゲームです。特筆すべきは神懸かったゲームバランス。あと1ターンで…どころか、あと1手(アクション)で…と言うタイミングで負けたり(勝ったり)の、毎回ヒヤヒヤ出来る秀逸なバランスに仕上がっています。
パンデミック ルール概要
【勝利条件】
・赤/黄/青/黒の4色のウィルスに対応した特効薬を発明する事。
【敗北条件】
・プレイヤーが「プレイヤーカード」を引けなくなる
・赤/黄/青/黒のいずれかの感染ブロックのストックがなくなる
・「アウトブレイク」(後述)が8回発生する
【使用するカード】
[プレイヤーカード]
・「都市カード」:赤/黄/青/黒の4色。移動、特効薬の作成、基地作成に使える。
・「エピデミックカード」:後述の「エピデミック」を引き起こす。
・「スペシャルカード」:いつでも使えるいろいろ便利なカード。全5種。
[感染カード]
・赤/黄/青/黒の4色。全て、都市の名前が書かれている。
【エピデミック】
・プレイヤーが「エピデミックカード」を引いたら、下記を行う。
感染カードを引く枚数の基準となる「感染度」を1段階引き上げる。
感染カードの山札の一番下からカードを引き、その都市に3つ「感染ブロック」を配置する。
「感染カード」の捨て札をよく切り、山札の一番上へ戻す
【ゲームルール】
まずは、感染カードを9枚引き、それらの都市に下記に従って「感染ブロック」を置く。
(1〜3枚目の都市に3個ずつ、4〜6枚目の都市に2個ずつ、7〜9枚目の都市に1個ずつ)
その後「アトランタ」に「調査基地」を設置、全プレイヤーの駒をアトランタに置く。
その後、各プレイヤーが下記の(1)〜(3)を交代で繰り返す。
勝利条件か敗北条件が揃った時点でゲーム終了。
(1)「アクション」(下記の8種)を任意で0〜4回行う。
(a)隣接都市へ移動する。
(b)現在いる都市の任意の「感染ブロック」を1つ取り除く。
(c)手持ちのプレイヤーカードを捨て、そこに書かれた都市に移動(ワープ)する。
(d)現在いる都市のプレイヤーカードを捨て、任意の都市に移動(ワープ)する。
(e)現在いる都市のプレイヤーカードを捨て、「調査基地」を設置する。
(f)現在いる都市に「調査基地」が設置されている場合、任意の「調査基地」のある都市へ移動する。
(g)現在いる都市に「調査基地」が設置されていて、かつ、手元に同色のプレイヤーカードが
5枚ある場合、それらを捨てる事でその色の「特効薬」を開発する。
(e)現在いる都市のカードに限り、同じ都市に居る他プレイヤーへカードを渡す、または、貰う。
(2)「プレイヤーカード」の山札から2枚カードを引く。
(3)現在の「感染度」に応じた枚数だけ、「感染カード」の山札からカードを引き、
カードに書かれた都市に、対応する色の「感染ブロック」を1つずつ配置する。
感染度1〜3:2枚
感染度3〜4:3枚
感染度6〜7:4枚
もし、その都市に同色の感染ブロックが既に3個置かれていた場合、「アウトブレイク」が発生。
その都市に「隣接する全ての都市」に、同色の「感染ブロック」を配置する。
【職業(ROLEと特殊能力】
各プレイヤーは、ゲーム開始時ランダムに「職業(ROLE)」カードを引く。
その職業に応じた特殊能力を得る。
[科学者]:4枚の同色カードで「特効薬」を作成できる。
[研究者]:現在居る都市以外の「プレイヤーカード」を同じマスのプレイヤーに渡す事が出来る。
[衛生兵]:1アクションで任意の色の「感染ブロック」を全て取り除く。
特効薬が開発済みの場合は、アクションを消費せずに、その色の「感染ブロック」を全て取り除く。
[作戦エキスパート]:プレイヤーカードなしで「調査基地」を設置できる。
[通信管制官]:任意のプレイヤーを他のプレイヤーが居る都市へ移動させられる。
また、自分以外のプレイヤーを自分が移動するのと同じ要領で移動させられる。
上手く伝わってるかどうか自信ないんですが、ルールは全力で噛み砕いてこんな感じ。
語弊はありますが、出目が常に「4」のスゴロクゲーム、と言えばてっとり早いでしょうか。
よくもまあこんな複雑なゲームをまとめたよ。偉い!
「エピデミック」を引くと、既に感染が広がった都市に更に深刻な感染が広がることになるのが、パニック状態を上手く表現しています。ボドゲに珍しく、ダイスを使わないのというのもポイント。そのおかげで不条理感はほぼなく、実力:運が五分五分の、いい塩梅の匙加減を楽しめます。
攻略法は「いかに感染度3の都市を減らすか」「いかに要所に調査基地を建てるか」「いかに各ROLEを活かすか」がカギですね。「科学者」と「研究者」、「衛生兵」と「通信管制官」とか、プレイヤー間の職業コンボが上手く決まると快感です。
購入してからは、就寝前に奥さんと1、2ゲームするのが習慣に。敗北条件に「プレイヤーカードを引けなくなる」があるおかげで、1ゲームが30分程度で終わるのが実にコンパクトでいい感じです。
現状の成績としてはこんな感じ。
初級(エピデミックカード4枚)で4勝2敗。
中級(エピデミックカード5枚)で5勝4敗。
上級(エピデミックカード6枚)で1勝。
2人プレイしか遊んでませんが、いい感じに勝ったり負けたりしています。盤面と戦う、と言う意味ではソリティアとか上海とかに近い感じですね。
お酒とおつまみ片手に、刻々と変化する盤面上の状況に一喜一憂。オフ会とかのパーティーゲームを探している御仁にもオススメの作品。コミュニケーションツールとして非常にいい感じのゲームでした。
あ〜、3人以上でプレイしてみたい!誰かあそぼーぜ!
商品の詳細サイトはこちら↓
http://www.hobbyjapan.co.jp/pandemic/
ちなみに…。プレイヤーカードの山札が奇数になる事があるんですが、最後のドローで1枚しか引けなかった場合、その時点で負けになるんでしょうか?調べても見つからないんで、詳しい方、どなたか教えて下さい…。